在宅医療とは

 

Ø        療養の給付を受ける場所が、病院や診療所など医療機関の提供する場所ではなく、患者さんの自宅で医療を行うことです。細かくは、@往診 A訪問診療に分類されます。在宅訪問看護(通常は「介護保険」で行われる)も広義の在宅医療と言えますが、ここでは、「医療保険」を使って行う医療行為についての在宅医療について主に説明いたします。

 

在宅医療の重要性

 

Ø        副院長は大学病院時代、放射線治療患者(一部を除いては末期がん患者が多い)の入院治療に携わってきました。この頃の経験より感じた事は、『自宅で人生の最期を迎えられる患者はきわめて少ない』ということです。永年住み慣れた自宅で、最愛の家族に看取られながら安らかに人生を終わらせる・・簡単なことのようですがこれを実行できる家庭が意外にも少ないことに驚きを感じました。殆どの家族が、間もなく生を終わらせる家族と生活を共にすることに戸惑いを感じるようです。話を伺いますと、決してその方を蔑ろに感じるのではなく、自宅に帰したくても定期的に訪問診察してくれる医療機関がない、あるいは見つからない・・という意見が殆どでした。病院で死を迎えることも決して悪いことではありません。我々医療者も、人間一人の臨終には常に相手に敬意と厳かな気持ちを持って接してきました。しかし、永年住み慣れた自宅で、安らかに過ごすことは何物にも変えられないものと思います。在宅医療が重要なのは末期がん患者さんだけではありません。様々な疾病により通院が困難な患者さんすべてに当てはまります。

 

往診とは

 

Ø        一般的には、医師が、診察や治療行為を行うために患者宅(患家)に出向いて行くことを往診と言います。保険診療上、あらかじめ予定された医師の出向ではなく、症状の悪化その他の止むをを得ない事情により患者やその家族から依頼があり、必要と判断した場合にのみ、その都度医師が出向いて行くことを往診とし下記の訪問診療と区別されます。

 

訪問診療とは

 

Ø        通院が困難な患者さんに、あらかじめ計画的な医学管理のもと、定期的に訪問して診療を行う事を言います。例えば、脳梗塞などの脳血管疾患後遺症により麻痺があり通院不可能な患者さんや、末期がん患者で、疼痛が著しく栄養状態も不良で通院困難な患者さんなどです。身体的には通院可能な方が、家庭の事情や交通事情などを理由に訪問診療をお受けにはなることは出来ません。

 

緊急時連絡方法

 

当院では、在宅定期訪問診療をする方もしくはそのご家族に24時間対応可能な連絡先をお知らせしておりますので、急変時も安心です。

 

訪問診療スケジュール

 

@在宅定期訪問診療:現在のところ、外来診察の手の空いた時間を利用し訪問しておりますので特に決められたスケジュールはございません。しかしながら、だいたい、水曜日もしくは木曜日午後とお考えください。当院では、在宅定期訪問診療をする方もしくはそのご家族に24時間対応可能な連絡先をお知らせしておりますので、急変時も安心です。

 

A往診は随時いたしております。

 

訪問診療の方法

 

Ø        当院の自家用車または往診用スクーターを利用し訪問いたしますので特別なお出迎えは必要ありません。

Ø       随時の往診に対しましては、交通費をいただいております。

Ø        当院には訪問診療に同行できる看護スタッフがおりません。医師一人で訪問いたします。