胃・経鼻内視鏡検査

胃・経鼻内視鏡検査

胃・経鼻内視鏡検査

※健診などで胃カメラを受けるよう指示された方へ;当院では胃カメラを施行するにあたり検査同意書を一読され,検査の概要や危険性などに関し説明させていただきます。よって胃カメラの電話予約は受付しておりません。

当院では、患者さんの負担を考え鼻から検査を行う「経鼻内視鏡」を行っています。
内視鏡検査では、咽頭・口頭および食道や胃はもちろんのこと十二指腸上部・上部消化管に起こりうるあらゆる病気の診断ができます。食道炎や食道潰瘍、食道裂孔ヘルニア、食道がん、胃炎、胃潰瘍、胃がん、食道・胃の静脈瘤、十二指腸潰瘍などの疾患が見つかることがあります。疑わしいと思った箇所から直接組織を採取して調べる生検も可能です。

経鼻内視鏡では、カメラの先端が喉の奥に触れることがないので、胃カメラにありがちな嘔吐感はほとんど感じません。カメラは鉛筆よりも細いサイズであり、かつ鼻腔内に麻酔剤を塗布しますので、鼻の痛みの心配もありません。検査の所要時間は、だいたい5~10分程度で完了し、鎮静剤を必要としないので、検査終了後に検査結果を聞いたらすぐに車を運転して帰ることも可能です。
しかし、鼻腔の状態や患者さんの体調によっては、経鼻からの挿入が困難な場合もあります。 その場合はほかの方法を選択することになります。
なお2016年12月新型内視鏡装置を導入いたしました。新型装置は富士フィルム社製の最新内視鏡で、分光画像処理機能FICE機能を搭載。特定波長の光源から得られた画像を生成し色情報を強調したり抑制することにより粘膜や微小な血管の視認性が良くなり診断精度が格段に向上しています

内視鏡検査の流れ

1 鼻の通りをよくするお薬をスプレーします。

2ゼリー状の麻酔薬を鼻の内部から喉にかけて塗ります。

3ベッドのうえに横たわり、検査を開始します。

4検査中は、画面を見ながら医師と会話することも可能です。

5検査終了後は、お休みいただくことなく帰宅いただけます。

内視鏡検査を受ける方へ

内視鏡検査を受ける方へ

胃カメラ(内視鏡)の検査をされる場合、飲食や服薬の制限があります。基本的には当日受けることはできないため、ご予約いただくことになります。

検査前日のご用意

夕食は固いものを避け、消化の良いものを指定の時間までに済ませてください。

その後は、水分は適度な水やお茶ならかまいませんが、その他の飲み物は控えてください。牛乳やコーヒーはいけません。普段から就寝前に薬を服用されている方は、いつものようにお飲みいただいて構いませんが、念のためご確認ください。

検査の当日のご注意

リラックスして検査が受けられるよう、なるべくゆったりした服装でお越しください。

朝食は絶対にとらないようお気をつけ下さい。検査が終わるまでは牛乳・ジュース・スポーツドリンクなど粒の残るもの・糖分が含まれるものを飲まないようにしてください。飲んでいる薬がある方は事前にお問い合わせください。

※抗凝固薬を飲んでいる方は、生検検査ができないことがあります。ご了承下さい。

よくある質問と回答

Q

鼻から挿入して痛くありませんか?

A
個人差はありますが、基本的には麻酔をするなどの前処置を行いますので、痛みはあまり感じない方がほとんどです。ただし挿入時の違和感がまったくないわけではありません。とくに、鼻炎や花粉症など鼻の疾患がある方、鼻の骨を骨折したことがある方、鼻腔が狭い方は挿入困難であることがあります。
Q

鼻血が出たりしませんか?

A
基本的にはほとんどありません。鼻の粘膜を保護するなどの前処置をしっかり行うことと、医師もカメラの映像をみながら挿入するため、鼻腔を大きく損傷することはありえません。
Q

鼻の穴はどちらから入れますか?

A
初めての方の場合、通りのよい方を選んでいただくことが多いです。ただし、そちらが狭かったり曲がっていたりする場合などは、もう一方から再挿入するときもあります。
Q

鼻からの内視鏡でも胃の組織を採取できますか。

A
経鼻内視鏡であっても、経口と同様に検査やそれに伴う組織の採取、生検を行うことができます。
Q

口からの内視鏡と比べてなにか違いはありますか?

A
経口よりも細いため、胃液を吸う時間が長くなるため検査時間は多少長くなります。それ以外はあまり変わりません。
Q

鼻の奥を傷つけることはありませんか?

A
鼻腔を広げたり通りをよくしたりする麻酔が使われるなど工夫がなされています。また、スコープ自体も自在に曲がるため、基本的には傷つけることはありません。
   
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